ジャックラッセルテリアは日本においては小型犬に分類されるほど体格は小さいのですが
キツネ狩りの際には馬やハウンド犬に並んで走ることが出来る
素晴らしい脚力の持ち主です。
関節が柔らかく細身なのはキツネを追って
細い木々の隙間や穴の中まで追いかけるためであり、
パワフルな走りを見せてくれるので運動好きな方には向いている犬種と言えます。
細身の体型がジャック・ラッセル・テリアの特徴とも言うべきポイントなので
ドッグショーでの審査においても重視されます。
一般的な手のひらにすっぽりと収まる大きさでなければならないので
それより大きい場合にはダイエットが必要だと言えるでしょう。
歩幅をとって歩くので元気一杯に見え、
俊敏な動きもジャック・ラッセル・テリアの特徴と言えます。
筋肉質なので小型犬のふわふわとした柔らかさを求める方には向いていませんが、
都会でも田舎でも人気の高い犬です。
元々がキツネ狩り用の犬種のため動くものに俊敏に反応し、
攻撃的な面も持ち合わせていますが
慣れてしまえば愛情深く接してくれるのでそれに虜になる方も多いようです。
外見的な特徴としては昔は短足胴長だったのですが、
最近は体高が体長より少し長い程度で、外見からしても理想的な体型と言えます。
パーソン・ジャック・ラッセル・テリアはジャックラッセルテリアよりも少し大きく
中型犬に分類されるのでここで見分けを付けると良いと思います。
ジャックラッセルテリアの性格ですが、
極めて活動的で元気がよく冒険心があるのでよく動く方にお勧めの犬種です。
チャレンジ精神も旺盛で何にでも興味を持つので危険な場所に行くこともあります。
その点にだけは注意しなければなりません。
内面的な性格としては飼い主に忠実で頭が良いのですが
それに反して自己主張が強い面も持ち合わせているので
しつけをしっかりと行う必要があります。
また、言葉や仕草で自分の思いを伝えようとする光景も見られ、
それがジャックラッセルテリアの最大の魅力とも言えます。
凛としたハンティングドッグの面とコミカルな面を持ち合わせている犬は
なかなかいないので愛玩犬としては申し分ない犬種だと言えるでしょう。
元々がキツネ狩りのために作られた犬種のため猫やリス、ネズミなどを見ると
少々攻撃的に出るところがありますので共存は避けた方が良いと思います。
それでも他のテリア種に比べればジャックラッセルテリアは大人しい方なので
それも我慢できるかも知れませんが、
両極端な性格があるので誰にでも飼いやすい犬種とは言えません。
ワガママで言うことを聞かないというのは人間にもあることです。
犬だからといってそこで差別せずにそれもその犬の個性だと捕らえて
言うべきところはしっかりと言って守らせ、
甘えさせるところはとことん甘えさせてあげましょう。
お互いに信頼関係が築ければジャックラッセルテリアは非常に愛情深い犬なのです。
ジャックラッセルテリアは19世紀半ばに登場した犬で、
イギリスのパーション・ジョン・ラッセルが作り上げた
「トランプ」という犬がこの祖先だと言われています。
キツネ狩り愛好家だったことから馬について回れ、
更にキツネの巣穴に入って追い出してくれるテリア種を探しており、
これを作ろうと思ったのです。
その試みが見事に成功し、ジョンの愛称であるジャックからとって
ジャックラッセルテリアとなったのです。
ショードッグとしてではなくあくまでもフィールド犬として
その能力を発揮してきたジャックラッセルテリアですが、
1990年代から映画やメディアに登場して一般の方にも受け入れられるようになり、
徐々にショードッグとしての風格も漂わせるようになりました。
急速すぎる人気の高まりによって
正常な繁殖では追いつけなくなるのではないかと懸念されましたが
現在ではその人気も落ち着き、頭数も一般的な数を保てるようになっています。
可愛らしい外見とは裏腹にワンパクで気性が荒い面も持ち合わせているので
どんな方にも向いているとは言えませんが
活動的で忠誠心が高いことから、狩りの際や運動を好む方には向いていると言えます。
イギリスにおいては1991年にコンフォメーションクラスに認定されており、
その際にはパーソン・ジャック・ラッセル・テリアとして登録しているので
ジャック・ラッセル・テリアとは区別されていますが、
伝統的な外見である短足胴長と分けるためです。
現在でもなお、狩りのお供や馬主とともに暮らすことが多い犬ですが
愛玩犬としてももちろん飼うことは出来ます。